最近、怒ってばかりである。


だってさぁ!

同居の実父・ムーさんが、ゆずジャムたっぷり入れたゆず紅茶飲みながらこたつで寝ちゃって!
気が付いたら、みんなこぼしてその辺びしょびしょのべとべとよ?!
予定外の大物の洗濯物って、精神的な破壊力あるよね~。


長女・ムラサキは、いい子だけど、どうしても忘れ物や提出物の提出忘れがなくならない。
悪気があるわけじゃないのだ。特性として、耳で聞いたことを記憶するのが苦手なのだ。
本人も苦労や努力をしているのはよーくわかっている。
だが、毎日うるさがられながらの、チェックや声掛けは私もつらい。
しかも、定期テストの数学が過去最低ときたもんだ。


次女・ヒナギクと、息子のミドリの兄弟ゲンカも、鬱陶しいことこの上ない。
どうして、毎日同じようなことでケンカするんだろうか。キミたち少しは飽きてくれないか?!
ヒナギクはきつい言い方をしない!ミドリはそんなことで泣かない! 
なんだか、おんなじことばっかり言ってる気がする。


そうそう、同じこと同じこと。
ポイントはそこだと思うのよ。

毎日大して変わらない、同じよーなことの繰り返し。
楽しくないわけではない。幸せといっても差し支えないかもしれない毎日なのに。
とにかく、誰かのサポートばかりの毎日にときどきうんざりするのだ。
なんの評価もされないしね。


たまに、走って走って、どこか遠くへ行ってみたくなる。ひとりでね。
全然見たことのないものを見に行ってみたい。そしてしばらく、帰ってなんか来ないのだ。

とはいえ、行く場所も思いつかないし、度胸もない。
だいたい私にはひもが付いていて、家から遠くに行かれないような気持ち。
こういうのを閉塞感というんじゃないかしらん。


キャリアも資格もないけれど、私個人の名前でなにかかたちになることをしたいなー。
ダメかもしれないけど、思い切ったなにかをしてみたい。
でも、若いころのような無鉄砲さや根拠なき自信が、今はない。
それに、父や子どもたちをどこに預けんのよ?そのお金は?手続きは?とか思うと、
ハイハイやっぱり私がやるべきねっていう穴に、すとんと答えが落ちちゃう。

だって、私は主婦だから。
働いてないし、時間もあるし、できないわけではないから。
主婦ってそういうものだから。

「主婦だから」っていう穴は、きっと少し低いところにあって、
水が低いところに流れるように、いろいろなもやもやを吸い込んでいくのだろう。
おそろしい穴!


そんなのを蹴散らす、強いジャンプ力がほしい。
本当はきっとなんとかなっちゃうことなのに、自信のなさや保守的な今までが、足を重ーくする。
あー情けなか。


甦れ!
よみがえれ、私のジャンプ力!